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今年はリスティングやらアドワーズでたくさん集客してやるぞ!
と意気込んでいる企業様は多いと思います。
ホームページを作る費用は渋っても、広告費は全く別物として割り切って月に数万円~でも惜しくない企業様が多いことに驚きです。
(どんなに集客してもコンテンツが薄ければ効果は低いんだけど・・・。)
めちゃくちゃ宣伝しているお店に出向いたとして・・・
店内は汚い、商品もしょぼかったら・・・・
もうその店には行きませんよね?
良い意味ではなく、悪い意味での期待ハズレ・・・
実害は目に見えませんが、口コミとなって広がるのも時間の問題。
ですので
「集客する前に店内の品揃えは問題ありませんか?」
とSEOや集客の相談を受けた際に確認するようにしております。
集客活動を始める前に必ず
ページ内部を客観的に見て強化してから
広告等の費用をかけるようにしましょう。
と話は反れましたが
今広告を出している企業様で
・やたらクリック率が増えた
・コンバージョンが急に低くなった
等の現象が起きていませんか?
それはもしかしたら・・・
人間ではなく、機械的なクリックかもしれません。。
Ad Fraud/広告 詐欺
日本ではまたまだ認知度が低く、インターネット広告に携わっていても、なかなか聞き慣れないと感じる方は多いのではないでしょうか?
今回も実際にお受けしている最中で不可解なクリックについての調査依頼からこの言葉を知りました。
実際にないインプレッション(表示)やクリックが不正に行われているという衝撃的な事実。
1クリック数百円もする広告を機械的、かつ巧妙に連続クリックされたら1日の予算はあっという間に尽きてしまいます。
上限設定をしていなかったとすれば・・・ ゾッとしますよね。
海外での大きなアドフラウドの事例として、2014年の8月にメルセデスベンツのキャンペーンにおいて
そのうちの57%が人間ではなく自動プログラムに見られていたことが判明。
参考記事:http://contactnbr.blogspot.jp/2014/08/ft.html
半数以上がボットによる表示回数・クリック数が計上というのは驚きというか、何を信じればよいかわからなくなりますね。
国内にあまり馴染みがないのは、単に調査しきれていない、もしくは自然を装った巧妙なアクセスで判断ができないだけなのか・・・
メルセデスによれば、キャンペーン全体のうちの疑わしい配信の比率は6%未満で、疑わしい配信についてはRocket Fuelから返金してもらっているという。
こういった問題が起きている事がわかっているにしろ、インターネット広告は膨大なインプレッション・クリック数を出すので
いちいち人間がそれらのトラフィックを1つ1つ確認しているわけではありません。
表示、更にクリックされれば1つカウントする仕組みである以上、品質チェックまでしきれません。
問題なのはそこで発生した費用はもちろんですが、その数字に対しての信ぴょう性がなくなってしまうということ。
本来であれば100人に1人が成約になるページであっても、機械的なもののカウントが加わると150人?いや200人以上で
成約になったと判断したのならページに問題があると思い、折角良いページであっても統計の数字によってそれを変更せざる得ない結果になってしまいます。
良いコピーを書いても、無機質で反応のない機械がその大半を占めていたら・・・
コピーの改良そのものの指標が狂ってしまいますね。
広告は出さない方が良いという話ではありません。
広告主のブランド価値を守る対策としてViewable Impression(インビュー)という指標が誕生したり、
”アドベリフィケーション”という仕組み(見られる場所に広告を表示する役割)が用いられたりしました。
また、アドフラウドの発信源であるIPに対しても除外する対策も行っているようです。
品質に向けての改善とそれに対しての抜け道探しは永久に続くものと思われますが
まず広告主としてできることは
普段ではありえないクリック数やインプレッション数が確認できてば・・・・
事前にこのようなアドフラウドが存在している事実を知っているだけでも・・・・
違う視点でしっかり調査をする価値があるということです。
「広告費が馬鹿にならないですわ」
と嘆く前に、今一度見直してみる良い機会になればと思います。